2022年2月、WOODBERRY COFFEEはエルサルバドルの農園を訪れ直接買い付けを行いました。 現地の農園にて様々なコーヒーをテイスティングしましたが、どの農園もジューシーな酸と高い甘さがとても特徴的でした。 オンライン限定セットとして、直接買い付けを行ったエルサルバドルのコーヒーを飲み比べられるセットをご用意いたしました。 エルサルバドルのコーヒーをどうぞお楽しみください。

【オンライン限定】エルサルバドルコーヒーセット内容
■EL SALVADOR / MILEYDI / GEISHA HONEY（50g）
■EL SALVADOR / MILEYDI PACAMARA HONEY（50g）
■EL SALVADOR / TORAS POZOS PACAMARA NATURAL（50g）

コーヒー豆合計：150g（50g×3種類）

コーヒー豆を乾燥させる工程はエルサルバドル国内では天日干しで行われることが多いですが、ミレイディ農園では日陰のもとで乾燥させる「陰干し」を採用しています。 そのメリットとして温度が低くなり乾燥工程が長くなることでコーヒーが均一に乾燥しやすく、発酵が穏やかに長く続くことで、リンゴ酸の2次発酵が促されコーヒー豆の内部で作られる乳酸の量が増えます。 この乳酸がバターのような滑らかな口当たりを形成すると言われ、コーヒーの味わいに奥行きを与えます。
ミレイディ農園の良質なテロワールと、この「陰干し」というエルサルバドルではユニークな乾燥プロセスの組み合わせが、 心地よいフルーツのような味わいだけでなく、甘さと質感を伴った上品なマウスフィールをコーヒーにもたらしています。

先述したベンタナス農園と同じくエルサルバドル北西部のアロテペックメタパン地域の農園です。 ミレイディ農園のエベル・ディアスさんは、肥沃な火山性土壌など農園の持つテロワールの特徴の他にも、 「収穫したコーヒー豆を乾燥させる工程」でコーヒー豆を陰干しするという独自の技術を開発しました。 その結果、乾燥の工程においてリンゴ酸の2次発酵が促されコーヒー豆の内部で作られる乳酸の量が増え、この乳酸がバターのような滑らかな口当たりを形成し、コーヒーの味わいに奥行きを与えました。 土地が生み出した質感とプロセスによって生み出されたマウスフィールの二つが重なり、パカマラ品種のラウンドな質感と重厚なフルーツのようなテイストがお楽しみいただけます。 心地よいフルーツのような味わいだけでなく、甘さと質感を伴った上品なマウスフィールをコーヒーにもたらしています。

エルサルバドルの農園訪問の際に、トレスポゾス農園主のアルマンドさんが「どんなに高値のオファーだとしても、自分のコーヒーをテイスティングしてない人には自分のコーヒーは売らない」と語ってくれました。 自らの栽培するコーヒーに実直な愛を注ぐアルマンドさんですが、その栽培方法も"コーヒー愛"に満ち溢れたものでした。 通常コーヒーの木は、その生涯のうちに3回収穫できますが、そのうち1回をあえて収穫しないことでコーヒーの木を休ませるという手法を取っていました。 これよりコーヒーの木が疲れることなく、安定した品質のコーヒーチェリーが作れると農園主のGuardadoさんは語ってくれました。 そんな農園主の愛を一身に受けたコーヒーはとても美味しく、エルサルバドルの農園訪問の中で一番美味しいナチュラルプロセスでした。 アプリコットやピーチなどストーンフルーツの豊かな酸味と甘さ、バニラやシナモンのようなスパイスの余韻をお楽しみください。