コーヒー豆

EL SALVADOR SANTA ELENA GEISHA

販売価格: ¥1,470 (税込価格 ¥1,588 )

味わいの特徴

テイスト
ベルガモット/ 青リンゴ/ シトラス
焙煎度合い
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フレーバー
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酸味の質
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甘さの印象
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クリーンカップ
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苦さ
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ボディ
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農園情報

生産国
エルサルバドル
地域
アパネカ イラマテペック
生産者
フェルナンド・リマ
標高
1,9000 m
品種
ゲイシャ
プロセス
ウォッシュド

買い付けの旅で出会ったコーヒーの中で、最も美味しいと感じたゲイシャコーヒー
エルサルバドルのサンタエレナ農園は、1,950mの高い標高と火山性の肥沃な土壌に加え、コアテペケ湖という隣接する湖からの湿潤な気候によるユニークなテロワールを有しています。 パカマラ種の栽培に力を入れているエルサルバドルではありますが、サンタエレナ農園では在来種であるブルボン品種や、高品質で名高いゲイシャ種の栽培も進んで行っています。 ゲイシャ種は、品種由来の素晴らしい味わいが魅力的ですが、テロワールや精製方法の違いによるニュアンスの違いも如実にカップに現れるように感じています。 サンタエレナのユニークなテロワールと、ウォッシュドプロセスの組み合わせは、ベルガモットやマスカットのようなゲイシャらしい華やかさと、ハチミツのような滑らかな甘さを感じさせます。
私たちのエルサルバドル買い付けの旅で出会ったコーヒーの中で、最も美味しいと感じた逸品です。ぜひお楽しみください。


エルサルバドルの中でもユニークなテロワールが整った優良農園
私たちは2022年2月にダイレクトトレードプロジェクトとしてエルサルバドルに訪れました。 サンタエレナ農園には、日程のの中盤に訪れたのですが、農園に着いてまず目に飛び込んできたのは大きい湖でした。 この大きな湖はコアテペケ湖と呼ばれているカルデラ湖です。 5万年前ほど前にできたこの湖は、ナワトル語で「蛇の丘」という意味でその直径は数キロメートルにも及びます。 カルデラ湖があることからわかるようにサンタエレナ農園はサンタアナ火山の最上部に位置しています。 火山灰を多く含む土壌は栄養素を多く含み、化学肥料を使用しない有機農法でコーヒーが栽培されています。 また、コアテペケ湖が近くにあることでこの地域一帯は湿潤な気候になっています。これがエルサルバドルの中でも珍しい生育条件になっているからこそ、美味しく育つ品種が育つのかと我々は思いました。
高い標高・肥沃な大地・生育条件とコーヒーが育つには優良な環境を備えていたサンタエレナ農園ですが、それに加えて大部分が国立森林保護区のそばに位置しているため、農園自体も自然林として保護され、60種類を超える植物が自生しシェードツリーの役割を果たしています。 標高が高く、シェードツリーもたくさんあることで気温が上がりにくくなり、コーヒーチェリーはゆっくりと熟します。 これにより有機酸が豊富に形成され、コーヒーに豊かなフレーバーをもたらしています。


テロワールと品種が織りなす、華やかさな香りと滑らかな甘さ
雨季・乾季のはっきりした気候と火山性土壌を有するエルサルバドルのテロワールは、パカマラ品種の栽培に適していると言われます。 事実、エルサルバドルのコーヒー品評会では、上位ロットの半数以上がパカマラ品種で占められており、私たちが数々の農園を訪れた際もその品質の高さに驚きました。 一方で、このサンタエレナ農園ではパカマラの存在感は薄く、ブルボンやカツーラ、そしてこのゲイシャ種などを中心に栽培が行われていました。 そして品種ごとに感じるフレーバーこそ異なりますが、どれも甘く綺麗な味わいを感じることができました。 なぜ、このエリアだけ他のエリアと栽培品種が異なっているのかというと、上述のコアテペケ湖が農園のすぐそばにあることで、湿度が高い栽培エリアを形成しているからです。 「湖が近くにあることでそのエリア特有の微小気候(マイクロクライメイト/ micro-climate)が作られ、それによって美味しく育つ品種が変わる。」という、テロワールと品種の組み合わせの影響を実際に体感することがで、非常に印象的な農園でした。
このサンタエレナ農園のゲイシャ種ウォッシュドプロセスは、ベルガモットのような華やかなフレーバーに、マスカットやリンゴやのようなフレッシュで明るい酸味、ハチミツのような滑らかな甘さも感じることができます。テロワールと品種の織りなす、上質な味わいをぜひ体験してください。


ゲイシャ種の明るさ、華やかさ、満足感を妨げない焙煎
サンタエレナ農園はエルサルバドルにおいても標高が高い部類に入る農園で、チェリーがゆっくり時間をかけて成長するためか、密度が高く・硬いタイプの生豆に感じました。 実際のテスト焙煎においても、当初のプロファイル(焙煎レシピ)では思うように生豆に熱が伝わっておらず、フレーバーや味を満足に形成・発達させることが難しかったです。 加えて、ゲイシャ種らしいデリケート・華やかな印象を残したかったので、焙煎度合いは少し浅め・ロースティな味わいは極力出さないことも開発目標の1つでした。 そのため、焙煎の初期-中盤にかけて、当初のプロファイルより高い火力で生豆にカロリーをしっかりと供給、後半の味の発達するフェーズ(ディベロップメントフェーズ)では、焙煎が深く入りすぎないよう火力は抑えながら、味の発達のため「時間」を十分に取るようなイメージでカロリーコントロールを行いました。 こうした焙煎の調整により、生豆にしっかりとカロリーが入ることで生じたクリーンで明るい酸味と、ゲイシャ種らしい華やかなフレーバーを感じられる浅煎りコーヒーに仕上げることができました。


エネルギー循環型の焙煎機で仕上げる豊かなフレーバーのコーヒー
アメリカLoring社製の完全熱風式焙煎機、"Loring S35 Kestrel"で焙煎しています。
Loring S35 Kestrelに搭載されている特許取得の熱風循環式バーナー機能は、バーナーで高温に加熱した熱風をコーヒー生豆に当てることで焙煎を進行させますが、Loring S35 Kestrelでは一度温めた熱風を焙煎機内で再利用することで、エネルギーロスの少ない焙煎を可能としています。 熱風式の焙煎は高温の風を生豆に当てることで「コーヒー豆を焦がすことなく、しっかり中まで熱を伝えられる」特性があり、また相対的に焙煎時間が短く済むこともあり、明るい酸やフレーバーがでやすいところも特長です。

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